
↑ 十和田市 板の沢地区のカヤ人形 (平成19年4月撮影)
■集落の番人
近年、伝統芸能の伝承に苦労されているように、地域の風習も時代とともに薄らいできているようです。 その反面、意外に身近なところで昔ながらの風習を頑なに守り続けているところがあります。 それは、十和田市郊外の集落に残る『カヤ人形』です。
どちらの集落も、市の中心部からやや離れているためか、観光客の目に触れることがほとんどなく、わずか観光パンフで知ることくらいでしょうか。 悪魔の侵入を防ぎ、魔よけのための門番として集落の入口に立てられたと伝えられるそうです。 実物をみると、その大きさとともに集落の人々の静かな願いが伝わってくるようです。
■年に一度の人形結いの儀式

↑ 梅集落入口にあるカヤ人形 (平成19年4月撮影)
十和田市の
梅集落は、「落人の里の水」がある集落として知られています。
「十和田ふるさとガイドブック (平成8年 十和田市教育委員会 生涯学習課編)」によると、「毎年旧暦の6月24日(現在は6月15日)に集落の各戸から男女一人ずつがカヤとワラを持って集落の中心に集まり、身長3メートルほどの男女1対の人形を作って集落入口の長塚に立てる」のだそうです。 さらに、「向かって左側には男人形を、右側には女性の人形を立て、御神酒とそば餅にじゅね味噌タレをつけたものを奉納して、無病息災を祈願する(前著より抜粋)」のだそうです。

↑ 落人の里の水 (平成18年6月撮影)
板の沢地区の人形も大きさはほとんど同じですが、作り方や表情が異なり集落の個性が出ているのが興味深いですね。 また、ややや遊び心(?)があるのか、女性の人形の唇が赤く染められているのが分かります。 この地区の人形結いは、毎年7月24日に行われるようです。
【十和田春祭りと桜流鏑馬のお知らせ】●十和田春祭り ← クリックしてください
平成19年4月20日(金)~5月5日(土) 官庁街通り(駒街道)の中央公園桜の広場を中心として開催されます。
●桜流鏑馬 ← クリックしてください
十和田春祭りの期間中の4月21日(土)と22日(日)の両日、十和田市官庁街通り(駒街道)中央公園にて開催されます。
この流鏑馬は、全国でも珍しい女性騎士のみが出場する大会で、「桜流鏑馬」と呼ばれています。

↑ 流鏑馬の後姿もカッコイイ (平成17年10月 十和田秋祭りで撮影)
桜流鏑馬の日は、天気に恵まれると良いですね。
オヤジ、是非観に行きたいと考えています。
カヤ人形様に♪好天祈願♪でっす!
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- 2007/04/18(水) 00:49:08|
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