
↑ 初めて訪ねた斜陽館 (五所川原市金木町)
■ ■ ■ ■ここ数日、青森地方は比較的良い天気が続いています。
昨日(2月4日)の日中は、外気温がナント10度を超えて
いました。 暦の上では「春」ではありますが、この反動
が気になるところっすネ。

↑ 太宰のふるさと かなぎ文学散歩 冬景色のハイキングルートです (駅ハイHPより
さて、今回お届けする駅ハイは、津軽は
五所川原市金木
町で1月30日に行われた「 太宰のふるさと かなぎ文学
散歩 冬景色」です。
この日は、大方の期待通り「吹雪」の日。
幸いなことに列車の遅れは無く、無事にJR五能線の五所
川原駅から津軽鉄道の金木駅に到着しました。

↑ 津軽鉄道 金木駅

↑ 駅ハイの参加受付 (津軽鉄道 金木駅)
今回は、ほぼ予定した参加者が現地集合。
2班に分かれて駅ハイの行動ということにまりました。
スタート前に、斜陽館館長さんよりご挨拶をいただきまし
た(光栄です)。 さぁ、地元のガイドさんを先頭にスタート
です。

↑ 旧津島家新座敷 (太宰治疎開の家)
最初の見学ポイントは、太宰治疎開の家と呼ばれる「旧津
島家新座敷」です。
ここは、太宰の兄が結婚した際に新築した離れで、戦争中
に太宰が疎開していた琴で有名ですが、新座敷のガイドさ
んから「当時は斜陽館と旧津島家新座敷がつながっていた
こと」など、実の軽妙な語り口で説明していただきました。
この後、昼食休憩となりましたが、グルメ関係は次回の記
事へ続くということで、次のポイントへ行きましょうか(笑)。

↑ 金木山雲祥寺

↑ 南臺寺 (浄土真宗大谷派)の山門が美しい
2つのお寺を周りました。
金木山雲祥寺は、太宰が少々の頃によく来ていたお寺だ
そうです。 ここには地獄絵があり、現在は本堂内で常時
公開されていますので、必見です
南臺(台)寺じゃ、津島家の菩提寺であるとともに、当時は
日曜学校が開かれていて、子守のタケさんが帆を借りてき
て太宰に読ませていた、という話が残っているそうです。
ルート図とはちょっと違いますが、斜陽館へ行く前に津軽
三味線会館を見学しました。
津軽三味線って、金木町がその発祥の地だってこと知っ
てまったか~?(笑) オヤジ、まったく知りましぇ~んでし
た(汗)。

↑ 津軽三味線生演奏 (津軽三味線会館)
雪の季節の津軽三味線生演奏は格別なものがあります
ね。 この日は、「津軽三味線まんじ流(弘前市)」まんじ
愛華師範(写真中央)の演奏で、津軽じょんがら節など3
曲を聴かせていただきました。
いいね~、このリズム、この響き、は♪

↑ 板間にある囲炉裏 (斜陽館)
太宰の作品を読んでいなくても、「斜陽館」の名ははあま
りにも有名です。 津島家は、金木地区の大地主であり、
当時300人余りの小作人を抱えていた裕福な家であった
ようです。 この建物は明治40年(1907年)に建てられた
大豪邸です。

↑ 絢爛豪華で大きな仏壇
現在の津島家は、跡目がなく断絶してしまったとのこと。
当時、栄華を極めた家であったとは言え、寂しいことです
ね。 金木町(当時:現在は五所川原市)が約4億円で買
い取り後に整備して、貴重な歴史遺産を継承し、公開され
ているのは嬉しい限りです。
太宰にまつわる場所や建物を訪ねて、旧津島家新座敷
及び駅ハイのガイドさんからのお話を伺い、これまでちょ
っと暗いと感じていた太宰作品が、思いの他日常の生活
を綴った楽しい作品も多いことを知り、とても有意義でし
た。

↑ 吹雪の中のストーブ列車 (津軽鉄道 五所川原駅)
帰りは、ストーブ列車だったのですが、出発時刻ぎりぎ
りに駆け込んだので、ストーブなしの車両に乗り込みま
した(汗)。
=その2に続きます=
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- 2011/02/05(土) 16:10:40|
- 駅ハイ
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